2015/04/08

小淵沢駅ホーム立ち食いそば閉店について

JR 東日本中央本線小淵沢駅には付近に本社を構える丸政という会社の立ち食いそばが二店舗存在していた。ひとつは駅本屋内であり、ひとつはホーム上であった。

ところが、先月の 2015/03/15 を以ってホーム上の店舗が閉店された。拙者はその翌週に現地を訪れる機会があったので閉店の案内を紹介したい。




ホーム上の立ち食いそば店舗には売店も併設されていたが、共に丸政が運営していたもので、同時に閉店となった。同社のサイトによると、小淵沢駅におけるホーム上の立ち食いそばの営業開始は昭和 31 年であり、売店の営業開始は昭和 35 年となっている。

すなわち半世紀に及ぶ歴史を持った店舗であった。閉店は非常に残念であるが、幸いな事に駅本屋の店舗はこれまで通り営業を続けており、人気を博している。

余計なことかも知れないが丸政の立ち食いそばはふたつ隣の富士見駅にもあり、拙者は専らそちらで何度も美味しく頂いている。おすすめは何と言っても山賊うどんである(拙者はうどん党)。

ではなぜホーム上の店舗が閉店となったかと言えば同駅の改良工事の煽りと思われる。同駅は八ヶ岳南麓の著名な観光地の玄関口として人気であるが、駅本屋とホームとは地下通路のみで接続されており、バリアフリーとはおよそ無縁の構造である。また、明治時代開業以来の駅構造は現代において何かと不便をきたしていると思われる。

既に同駅は以前より改修が検討されており、以下の資料によると 2015 年は実際に工事が行われるスケジュールとなっている。

小淵沢駅舎・駅前広場整備事業 想定スケジュール - 北杜市 (PDF)

実際に駅前の駐車場は何かしら工事が始まっており、また同資料によると既存の跨線橋を残しつつ、改修の上新駅舎と接続するようであり、跨線橋の下にある店舗が工事着手に先立ち閉店となったと思われる。実際に上の写真でも『駅の工事のため』と書かれていることからもほぼ間違いないであろう。あっさりした案内ではあるが、前述の通り半世紀に及ぶ歴史に幕が降ろされたのである。

なお、建て替えられる駅舎すなわち駅本屋は Wikipedia によると明治 37 年の開業当時からのものであり、大変な歴史を持っているが、その姿を見れるのはこの先そんなに長くはないはずである。

また、残される見込みの跨線橋は古レール造というこれまた歴史を感じる構造物であり、どのような改修を施されるのか予断を許さない状況である。下の写真は 2009/02/01 に撮影した跨線橋である。

2015/04/07

今日の人生の友 2015/04/06

ここしばらく相変わらず東北のお酒を買い続けてきたが(当ブログにはアップしないまま飲み終わった)、ちょっと前に入手していた少々個性的な日本酒を開封してみた。

ご存知黒部ダムのふもと大町市の市野屋商店の『金蘭黒部』である。

北アルプスの氷筍水仕込みとのこと。購入した際の説明文では破砕帯の湧水とも紹介されていたような記憶があり、それならばと速攻買った。

アルコール度数も少々高めでキリッとした味わいで旨かった。また買わねばならない。