JR 東日本中央本線の立川駅の西方で多摩川を渡る多摩川橋梁は同路線の前身である甲武鉄道により 1889 (明治 22) 年に開通した歴史ある鉄道構造物であるが、何を隠そうつい最近ようやっと初めて訪れた。
実に 126 年というとてつもない長い時間鉄路を支え続けている愛すべき存在である。明治時代の鉄道構造物であることから、煉瓦や石材で構築された橋台や橋脚は我々煉瓦スキーを魅了して止まない。しかも、土木学会の歴史的鋼橋にもエントリーされるほど鋼橋としてもなかなかの重鎮である。
具体的な場所は以下の拙作の地図を参考にして頂けると幸いである。
GNR - 歴史的鋼橋集覧 13 東京都
ところが、実際に現地で眺めてみるとこれまた愛すべき古レールがてんこ盛り利用されていることに気付いた。軌道横のメンテナンス用通路を支える部分である。ただ橋長 444.0m にびっしりと並んでおり眺めとしては壮観であるが、刻印調査としては根性無しの拙者はその果てしなさにほんのちょこっとのチャレンジ後に敵前逃亡と相成った。一眼レフのささやかな望遠レンズで覗いてみたののの、たちまちの眼精疲労に完敗であった。
どなたか、ロケットランチャーの様な望遠レンズか双眼鏡と強靭な忍耐力を以てこのてんこ盛り古レールの刻印調査に挑戦頂きたいと思う今日このごろである。
2015/11/24
2015/11/20
2015/11/11
2015/11/10
2015/11/05
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